露地の開墾もさることながら、我らの圃場にはビニールハウスが2棟あり、いずれも台風の被害により天井のビニールは破れ、そこからスギナや茎の太い雑草が天高く生い茂っておりました。一足踏み入れば、ヤブ蚊の宝庫。作業着の上からでも襲ってきます。灯油をかけて燃やそうかと何度思ったことか。修行僧に近いものでありました。刈って集めて翌日に運ぶ...この繰り返し。ハウスの長さは30メートルあり、気の遠くなるような夏でした。「絶対にハウスを復活させる」これが全ての原点でした。
それが今ではこんなにもきれいになりました。骨組みの修正に始まり、ビニール掛け、扉の工事などを経て、立派な育苗所へと復活。来年の春には育苗所として、トマトやナス、キュウリの苗を運び入れます。もうスギナは嫌です、えぇ。