2014年6月29日日曜日

狭山元気大学 朝市


「商人(あきんど)」と書いて「テキ屋」と読む。カボチャを右手にかっぽするこちらのテキ屋さん。前から見ても後ろからみても、どっからみても、ダボッとしたはっぴに太いズボンが良く似合う。そう、今日は狭山元気大学の拠点、狭山元気プラザでの朝市でございます。我ら狭山元気ファームも、15種類以上の野菜・加工品を揃えました!


ロゴの入ったTシャツ着て、野菜並べて、たむろして...


車乗り入れて、バッテリーから電源とって、ラップ機でカボチャ巻いてみたり...やりたい放題です(^^)こちらのテキ屋さんは、初のラップ機に挑戦。

そして販売開始5分前からは、もう列が出来ていました。売上もさることながら、皆さんの熱気がスゴい。やっぱり、イベントは盛り上がってこそなんぼ!イベントで良いものを出そうと思ったら、毎日の生育管理にも気合いが入ります(^^)


目玉商品はスィートコーン。怒濤の144本販売、おつかれさまでした。見事3回転でございます。そしてついに、はっぴを着たテキ屋のMさん、「いらっしゃい、いらっしゃい!」から「オラオラオラ!」に変わってしまいました。そのおかげで2時間足らずで見事完売。やっぱり、イベントは景気付けですょ。毎日圃場で静かに管理しているだけでなく、こうしてパッと打ち上げる場があると活力が出てくる。

ん、また来月も盛り上がっていきましょう!

2014年6月24日火曜日

サバと、農業新聞と、ゴンベエ


にわか農家、なんと今日の晩飯は【サバのトマト煮込み】と【サバの塩焼き】!!どうしたのって、釣りに出かけた狭山元気ファームの皆さんと岡安先生が、おさかなを届けてくれたのです(^^)頂戴したのは、かの「ランネート事件」で有名になったU氏の30cm近いサバ!

塩焼き・味噌煮・・・あれこれ悩みましたが、アルコールに手を出さないようにするため、塩焼きは却下!!そして冷蔵庫の野菜室で、尻腐れトマトを大量にみつけました 笑 そう、もうこうなったら、トマト煮込みしかありません。結局サバを3枚におろし、中骨の入ったところは、塩こしょうで焼いちゃいました♪うまい、うまいんです。釣ってすぐのサバは「透明」な味がするんです。骨までしゃぶる猫の気持がわかりました。ニンニクをスライスしてコンソメ入れて...煮込む事20分。ワインが飲みたくなる一品が出来上がりました!


そして食後は新聞の時間。昨日から「日本農業新聞」をとり始めました。いろいろな情報を仕入れたい!という純粋な気持からです。紙面数も少なくて、読みやすい。農薬の広告や、経営に関する事例、政治の動き、情報の宝庫ですね♪さすがにお悔やみ欄はないようですが。
さっそくありました、「ゴンベエ」で有名な向井工業が、間引きいらずの播種機をだしました。これまでは間引きが必要なベルトしか出ていませんでしたが、なんとこれは、ホウレンソウ・コマツナ・水菜の1粒蒔きが可能になっています(^^)株間の調節は、これまではゴム製のベルトを機械的に伸ばしたりすることで調製していましたが、ギヤを変更する事で自在に変えられます。お値段、¥57,240(1条蒔き)!もう、迷わずお買い上げです(^^)


2014年6月22日日曜日

踊る虫さん♪

先日の交配中、みつけちゃいました♪
スイカの葉の陰でヘコヘコ、ヘコヘコ...


前からみると、こんな感じで踊っています。
最後の方、「脇がかゆい〜」ってかいています。

カボチャまもなく収穫でございます

こちらのほっこり姫、収穫期です♪ツルと果実の間が、白のスジが入ってきました。これが進むと茶色のヤニが出て、ひからびたようにひび割れてきます。

こちらの姫はもう少し。


そしてしぶとい病原菌の野郎。またうどん粉病が再発。


これは葉脈に沿って白くなっていますが、病気ではありません。


そしてこちらは発病した株周辺の様子。病葉を摘むと、丸坊主です。


この株の葉を裏返してみると...うどん粉病とべと病のあいのこということで、白い粉と葉の黄化が...


収穫開始迄あと1週間!今月末にはカボチャのカット売りが始まります。それまで、雨も降ることでしょう。果実と地面が接する場所に台?まくら?を敷くことで、腐るのを防ぎます。おぃ、これなんか、ひとツルに4個も成っていますぜ。



2014年6月16日月曜日

にわかっぷり♪


「にわか職人」「にわか仕込み」「にわかファン」「にわか評論家」...「にわか」とつく派生語は数多くありますが、なんといっても極めつけは、

「にわか農家」!

とても響きの良い言葉です(^^)発言していて、農家さんへの罪悪感が全くない。所沢ファームの高橋が「にわか農家」であることは誰もが知っていますし、自分でも自覚しています。そんなにわか農家を写真にしたのが上です♪軽トラにカボチャの残渣をつみ、ガソリンを買いにいく為だけの携行缶、ブルーシート、カラス野郎につつかれたスイカの残骸、そしてD2で買った剣スコップとフォーク。

見る人が見れば、あんた畑でなにやってきたの?っていう組み合わせです(^^)そしてこの直後、奥の区画の方からおつこまれました 笑 2ヶ月以上前にトラクターで除草したときに、20cmくらい区画をはみ出していたようで、それがいけなかったようです(^^;)もう自分も忘れかけてました...「江戸の敵、長崎で討たれました」??

境界の杭も曲がっていたので、
「杭も曲がっていましたので、はみ出さないように番線張って、もう1回まっすぐ打ち直しさせてもらいますね」とお願いしたのですが、「うちのところには手出さないで!」と油に火を注いでしまいました。この後、同じ事を3回復唱したのですが、呆れられたようです。「うちのところには手出さないで!」と3回繰り返してくれました。

そんなお方、車に乗り込む後ろ姿に向かって、今流行りの「アナと雪の女王」をMay.Jバージョンで歌って差し上げました♪
「ありのままの姿みせるのよ ありのままの自分になるの わたしは自由よ これでいいの 少しも悪くないわぁ!」
 んんっっ???(^^)
以上、最近のにわかっぷりでした。今日も日本は平和です♪

圃場からの朝日!


日の出頃、圃場脇の道路から朝日をみました。
ん?誰かに聞いた事あるぞ、東の空に向かってムニャムニャムニャと拝むとご利益があるとかないとか...??すごくきれいでしたょ。仙台に居た頃、よく福島にツーリングに行き、キャンプ場から必ず見ていた朝日です。北海道を1周したときにも、稚内から見た朝日もすごかった。北海道行きたいなぁ。そうだ、1年間のご褒美に、8月土壌消毒中に北海道行こうかしら♪

ま、とにかく、ハウスの再建に成功した所沢ふぁーむに幸あれゃ(^^)

コカブとコマツナの施肥設計!


ついに我が家にEC計が入りました!
これまでは、「適当」(いいかげんな方のてきとうです)にしか施肥をしていませんでしたが、この機器が入った事で、作付け前の土壌の残肥料分を推定し、きちっとした施肥設計を行う事ができるようになりました。今回測定したのは、コカブとコマツナの周年栽培区画。水道水が0.15mS/cm(ミリジーメンス毎センチメートル)を示したのに対し、測定値は0.25でした。データを見ていただいた岡安先生より、「土壌中に肥料分はほとんど残っていない。ゼロベースの施肥設計が可能だね」とアドバイスをいただきました。

さっそくテキストへ...
本来ならば、土壌消毒後に、1㎡あたり2kgの堆肥を混和することが前提なのですが、当方には十分な堆肥施設がないため、今回は堆肥抜きの施肥設計を行います。(もうこの時点でアウトですよ)コカブの秋冬どり栽培の施肥例は、成分量で10aあたり、12kg-17.5kg-10.5kgとなっています。収穫の時期は異なりますが、この成分量をもとに今回は手元にある8-8-8(有機化成・普通化成)を使用しました。N:P:K=12kg:12kg:12kgで合わせ、不足分のリン酸5.5kgは過リン酸石灰で補います。カリウムは計算上、1.5kg過剰ですが、目をつぶります!

そのほか、害虫対策を徹底するため、フォース粒剤、カルホス粉剤を土壌混和します。また、生育初期の乾燥対策として、マルチ張りの前にエバフロー灌水を徹底!もうベッドの脇はぐっちゃぐっちゃ。この後、地獄のマルチ張り...発芽後は地温の上昇を防ぐ為、遮光資材の活用、雨よけ資材の活用、薬散(銅剤の散布)など、これまで惰性&無知のためてきとーに行ってきたひとつひとつの項目を徹底的に見直していきます(^^)

明日は、播種機:ゴンベエを試験的に使ってコマツナを播種します。きちんと蒔けるのかな??施肥設計は褐色森林土・灰色低地土の施肥例14-12-12に合わせます。これが黒ボク土だと、14-16-12になるようです。やはり、堆肥は1㎡あたり3kg必要ですが、見なかった事に(^^)手元にある8-8-8(有機化成・普通化成)を使用して、12-12-12に合わせます。不足分の窒素2kgは??さっそく岡安先生へ...「それなら硫安、硝安だね」。この硫酸アンモニウムや硝酸アンモニウム、単肥といって成分が単一の肥料、単味肥料のことのようです。注意点は、水分の吸収が激しいため、大量の買い置きは不可とのこと。園芸コーナーに少量の袋があるとのこと行ってみると...ありました!砂糖みたいに、透明の袋に赤い文字で「りゅーあん」と書いてました(^^)

不足分が10aあたり2kg、成分が21%だから...2÷0.21÷1000×10=0.095(100g!)おいおい、気合い入れて3kg袋買ったのに、10mで100gか...まぁ、しょうがないでしょう。30回コマツナを播種すれば3kgなんてすぐに使い切ります!たった10m蒔くのに、朝から施肥&ベッド立て&半日灌水なんてぜいたく中のぜいたく...今しかできないこの時間の使い方(^^)

もう、野球でいうところの、コカブ・コマツナ1000本ノックになってます 笑
1000回蒔けば、多少分かってくるでしょう(^^)でも本当にそうなんです。粒状の肥料でなく、同じ8-8-8でも配合肥料なんか蒔いた日には、ベッド中が虫の巣になることとか。やってみなきゃ分かりません。明日のコマツナは13回目!!先は相当長いぞにわか野郎。今日もごらんいただきありがとうございます。

2014年6月13日金曜日

4月蒔きダイコン


こちらの写真、4月16日蒔きダイコンに空洞症が発生したときの様子です。
原因は、生育初期の水分の不足によるもの。このときは、播種前の地温や水分の状態など、さほど気にしていませんでしたが、これではっきりしました。播種前には、丸1日エバフローで灌水し、その翌日に播種をするくらいのつもりでないといけないということです。播種後にちょこちょこ1、2時間灌水したくらいでは全然たりませぬ。

このダイコン、播種から50日程度で収穫が始まりましたが、生理障害では、こぶ症(やはり、生育初期の水分の不足)や空洞症、病気では首元に軟腐病、抽台・開花寸前の株までもが出てきました。1月、2月蒔きのダイコンが大成功であったのに比べ、教科書通りの症状が次々と出ています。本当に勉強になります。毎日、収穫するたびに発見があるという...恐ろしい事態です。

ここで、抽苔・開花について、テキストをひっくり返してみました。
テキストの項目では、「春蒔き夏どり栽培」の作型に当たります。「品種の選定は、「耐病総太り」程度の抽台特性をもつ品種を播種する場合、播種日を慎重に選定する必要がある」、と書かれてあります。えぇ、今回播種したのはまさしく耐病総太り。

続けます。

「このような品種は、播種から子葉展開時までの生育のごく初期に低温に敏感で、播種後1週間ほどの温度によって花芽分化が大きく左右される。したがって「耐病総太り」のマルチ栽培での安全な播種期は、半旬平均気温が15〜16℃になる頃、この温度条件で播種後5日間の好天が予想される時期に播種する。播種する2、3日前にマルチフィルムを張り、地温を上げておく」

なるほど、春蒔きはここまで気をつかうのですか...
カルホス粉剤やフォース粒剤を土壌混和して安心していたくらいではアウトです。ってことは、ダイコンは花芽分化に対して、種子感応型(シードバーナリー)の作物?ダイコンの開花特性として、「低温(15℃以下)短日で花芽分化が誘起され、高温長日で抽台が促進される」とあります。ということは、播種した日は春分の日から約1ヶ月、高温長日に傾きかけてきた時期ですが、気温は低く、気温のデータをさかのぼると、夜間のキュウリ栽培のトンネル内最低温度が4℃という恐ろしい数字が記録されていました。これなら、低温かつ高温長日に当てはまります。ちょうど、難しい時期に播種したということになるのでしょうか。さらに、播種後5日間のトンネル内最低温度は、6℃、7.5℃、14℃、10.5℃、11℃と、いずれも15℃を下回っています。これはビニールのトンネル内での温度、露地ならばさらに下がる事でしょう。抽台の理由がわかりました(^^)

それにしても、今回の軟腐病、降雨が原因と思われます。これからの梅雨、大敵は細菌系の病気であるとのことでしたので、次は、銅剤系統のZボルドーに手を出してみようと思います!

2014年6月8日日曜日

ハウスメロン栽培の流れ


ここ数日、梅雨に突入し毎日シトシトと雨が...昨日は昼過ぎ迄、ハウス内の作業を行い、今日は夕方から月曜日分の出荷調製に出かけます。久しぶりに昼間ゆっくりするので、今週学んだ知識を整理してみたいと思います。作物はハウスメロン。水分や養分の管理を学ぶには、大玉トマトをしのぐほどの学びがある作物とのこと。

  • 【定植】5.2   45cm間隔で定植 95cm黒マルチ使用
  • 【摘葉】5.8   5枚目迄の本葉、摘葉
  • 【誘引】5.20 立ち作り誘引開始(キュウリと同じく、主枝を伸ばす)10節以下は脇芽のみ摘みとり、11~20節の脇芽に交配する
  • 【交配】5.29 5.30 5.31 1回目の交配開始 側枝についた雌花を交配し、その後、2枚葉を残して摘芯 その後、紐で吊る
  • 【薬散】5.31 1回目の薬散、ベストガード・ダコニール 6.5 2回目の薬散、ダコニール
  • 【交配と摘枝】一株、1個の収穫を目指す(Brix糖度:12度→2個、14度→1個)14枚目、15枚目の玉を残すことを目標に、本葉10枚から15枚目を中心に交配、交配が確認できたら上の子枝は摘む 切り口に硫黄華を塗布(ないときは、トップジンMペーストを使用)
  • 【追肥】6.7 ぼかし肥料、追肥(エバフローの下に油かす・配合肥料)500cc程度灌水

定植から追肥まで、以上の流れですが、今後の生育管理を踏まえ、座学的にハウスメロン栽培のポイントを教えていただきました。


1.着果の問題 

株の樹勢をMax5とすると着果には3が適度であり、果実重量800g程度を目指す。

【樹勢が強い場合】
着果の具合    :1番果が着果しづらい 2、3は着果する
実の大きさ・甘さ :実は大きく、味は落ちる
葉の大きさ    :葉は大きく、緑色が濃い

【樹勢が弱い場合】
着果の具合    :1番果は着果しやすい 2、3は着果しづらい
実の大きさ・甘さ :実は小さく、甘い
葉の大きさ    :葉は小さく、緑色が薄い 上に行くほど小さい


2.玉を肥大させず、糖度を上げる管理 

樹勢が強い場合に追肥すると、さらに果実が肥大し、葉も大きくなるが味は乗らない。着果後は、実を大きくしないための水分管理を行う。

【樹勢が3の場合の水分管理と追肥】
目標:実を800gから900gに肥大させ、糖度を14度にあげる。着果から2週間が最も果実が肥大する時期であることをふまえ、灌水量に注意。
  • 表面のネットが出る迄:500cc(~1000cc)灌水
  • ネットが出始めたら :250cc(500ccの灌水を行うと、ネットが深くなり割れる)
  • ネットが出終わったら:灌水中止 糖度を上げる為の濃縮に入る

株元から5cm程度離したエバフローの下に油かす・配合肥料を蒔き(ぼかし肥料)、その上からエバフロー灌水を行う。今後警戒する病気は、べと病・うどんこ病・炭疽病等です。

2014年6月4日水曜日

ECと施肥設計、肥料焼けの関係

おはようございます。
毎朝圃場に到着すると、着果したトマトとメロンとスイカを毎日なでなでして触らせてもらっているにわか農家です!


そんなにわか農家、これから本格的に農を行っていくにあたり、必要な柱は「栽培技術」、「肥料に関する知識」、「病気の診断」の3本であると教えていただきました。今日は、ECと施肥設計、肥料焼けの関係という座学的な内容です。EC(Electro Conductidity)は電気伝導度を意味し、「土中の肥料が多い=イオン数(Caイオン、Kイオン、Mgイオン...)が多く、電気が通りやすい」と考えます。測定の仕方は、採取した土を水に溶かし、電気を流して測定します。EC値を知る目的はひとつ、施肥前に土の中の総肥料量を予測するということです。

作物収穫後(定植や播種前の状態)の測定値は、通常であれば、0.2〜0.3を示し(雨等で流れるため)ほとんど残っていないものと判断します。0.5程度であれば(ハウス内など雨が入りにくい環境)かなり残っている、0.8程度であれば施肥はなし、追肥のみで勝負します。この数値を、それぞれの作物の適正EC値や限界値と比較し、どれだけの量を施肥すれば良いのかを予測します。生育限界のEC値は、イチゴであれば0.8、トマトであれば2.5、ナスであれば4.0、この値を超えると植物体に「肥焼け」という症状が出ます。

この肥焼けの症状、根に肥料が当たり症状がでるものと思っていたのですが、これは間違いです。正しくは、根の周辺の肥料濃度が根の中の濃度よりも濃いため、浸透圧の関係により根が水分を吸収できなくなり、葉に症状が出るということです。「浸透圧(水を引っ張る力)の関係により」とは、根の浸透圧と根の周りの浸透圧により、水の流れる方向が決まるということです。濃度が濃いと浸透圧は大きくなり、水を引っ張る力は大きくなります。通常は、根の周りから根に水分が流れなければいけません。つまり、根の濃度の方が高くなければなりません(浸透圧、大)。

これが逆に、根の周りの濃度が高くなると、根の浸透圧は下がり(根の周辺の浸透圧は上がる)、根から根の周りに水分が出て行きます。これにより、葉が枯れるという症状が出ます。この写真、イチゴに肥焼けの症状が出たときの様子です。イチゴは肥焼けしやすく、比較的水分が多い植物体と考えられ、逆に限界値の高いナスは、肥料を多く吸収すると判断できます。


ということは、PHだけ測定して、教科書通りに肥料をばらまいてはダメなんです。教科書の数値は、土中の肥料分がゼロの場合の施肥量であり、土中にどのくらいの肥料が残っているのかを測定してからでないとほんとうの施肥設計にはならないということです。さらに、測定したEC値だけでは、どの種類の肥料が何%ずつ含まれているか、分かりません。これは、普及センターに土を持っていくと測定してくれるようです。測定の結果、通常の含有量であれば、8-8-8を使用したり、リン酸が多ければリン酸の少ない肥料7-2-7を使う、などといった具合で決めていきます。もちろん、持ち込む前にPHとECを測ってから行くのが常識のようです(^^;)

なるほど、この流れを知ると今までが、いかに「てきとー」に肥料を蒔いていたかがわかります。もう、勘ですよね、というか勘の前に、土中に肥料が残っているという考え方がなかったんです。「勘」は、「どのくらいの肥料が残っているかな?」と考えている事になりますから。もう、にわか農家もいいところ ♪ 知らないということはほんとうに恐ろしい、逆に知らないとなんでも言える!「高橋君!できれば無農薬でつくってくれょ!」なんて具合に...(^^)じぶんもそうでしたが、まず、農薬は殺虫剤と殺菌剤に大別できることを知らなかったもので。

近く、マイEC計を買います♪それはそうと、もう早いもので実践研修の終了まで、1ヶ月を切っちゃいました。休んでる場合ぢゃねぇ!とにわか農家は、ますますメロンをなでるようになります(^^)

いつもご覧頂きありがとうございます。