2015年1月26日月曜日

久しぶりのパイプハウス建て!


先週の土日、よその法人にお邪魔して、久しぶりのハウス建てをしてきました。いつもの直売メンバーとともに午後の3時間、おおよその骨組みは完了。こちらの現場、傾斜地に30cm程度の盛り土をしてあるため、パイプを差し込む深さを慎重に決めねばなりませぬ。あまりにも浅く差し込んだのでは、風ですぐにぶっとんでしまいます。試行錯誤の上、盛り土の中に直管を埋め、その直管に曲パイプを固定することで一件落着。資材の保管状況がとてもよく、人数もいたため、サクサクと進む作業。「そういえば1年前もこんなことしてたなぁあ」と、雪害後のゆうきファームでの再建を思い出しながらの仕事でした。


圏央道越しに見る夕焼けがとてもきれい。たまには自分の圃場を出て、他の圃場に出向くのもいいものだと感じた日曜の午後、充実したのであります♪

2015年1月19日月曜日

コカブの妖怪


ついに出てしまいました...コカブの妖怪が!
泥の中でうなっています。明日出荷する荷物の中にも紛れ込んでいます。この妖怪、聞いてみると、丸くなるのを拒んで見事な四角になってしまったんだと。店頭に出したら、みんなどんな反応するんだべか。
この妖怪の名前、大募集してます!


2015年1月14日水曜日

コカブ;低温の影響


いつもご覧いただき、ありがとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします(^^)さて、2015年1発目の記事はこちら...

こちらのコカブ、なかなか形が整わないもので...10月28日播種、露地栽培80日目です。EC値0.64 uS/cmの区画ですが、肥料切れを考慮し、施肥設計(N:P:K)は10aあたり、12-17.5-10.5(内、3割が有機化成)。多少、肥料が多かったというのもありますが、球が肥大する前に、ダイコンみたいな卵型になってしまっています。


こちらが、ハウスで栽培したものとの比較。真ん中がハウス栽培、左右が露地栽培のものです。ハウスのものに比べて、葉の長さが短く、それでもって玉の形も悪い。岡安先生曰く、「低温の影響」ということ...露地栽培においていくらユーラックをかけようが、ベタ掛けをしようが、トンネルが保温できる熱量はハウスのそれに比べてはるかに少ないため、低温の影響をもろに受けてしまうとのこと。

そしてさらにダメ押しは、間引き後の潅水であると!あまりに地表面が乾いてしまっていたので、間引きの後に潅水をしたのです。通常、地面が乾いていれば地中の熱が地表面に上がってきますが、潅水をしてしまうと地中の温かい熱が上がってこれずに球の周りはさらに低温にさらされることになります。これに加えて地上は0℃近く、生育環境としてはかなり厳しい状況です。

潅水をしなかったとしても、出荷できる良品が2割もあればいい方でしょう...夏の終わりから秋にかけては、露地でとても綺麗なカブが9割以上できていたのに、ほんとうに驚きです。露地栽培の限界ということでしょう。「たかがコカブ、されどコカブ」1年中、同じ品質のものを作るのは難しい!