昨日の圃場研修、課題は【台木の鉢上げについて】です。
2月中旬に接ぎ木苗をつくる予定なのですが、その前に台木の鉢上げを教えていただきました。しかし、なぜこの時期に、台木だけを鉢上げするんですか???
さっそく聞いてみました。
- 接ぎ木苗は、根がとても大事。接ぎ木の前に、台木の根をしっかりとはらせる必要がある。
- 移植する事で、成長をそろえる。
【手順】
- ポットに岡安ブレンドの培養土を詰める
- 箱に並べ、たっぷりと灌水
- 深さ、2,3cmの穴をあける
- 台木を根元から移植(茎部が長くなるように)
- 再度、灌水
- 育苗ベッドのトンネをビニールで覆う
ポイントは、なるべく日差しの弱まった夕方ころに行う事。移植当日は、根を相当いじめることになるため、活着になるべく影響の少ない時間帯を選ぶ事が大切だそうです。播種や薬散も夕方に行うものだと、聞いています。植物体のおかれている環境を大きく変えるときは、なるべく影響の少ない時間帯に行う、という事ですね。
植物体の気持ちで、「この日差し・気温なら大丈夫...」と。(^^)