だんだんとトマトの樹が出来上がってきました。早いもので5段目が開花し、3段目まで着果が確認できるようになった樹もあります。今年は、摘葉を早めに行い、株元をスッキリさせて果実に光が十分に入るようになりました。まもなく赤くなってきますだ。
でも、ときどき怖くなることがあるんです。今年うまくいったのはいいんだけど、はたして来年も同じ質のトマトが作れるのかって。逆に言えば、今年以上の出来栄えでないと生活していけないんだっていう不安感。毎日トマトと向き合うとき、その瞬間が怖い。自分の手先の管理ひとつ、その動きひとつで、果実の良し悪しが決まると思うと、手が止まる瞬間もある。必要以上に慎重になってしまう瞬間。自分へのプレッシャーがさらに大きくなる瞬間でもあります。でもそれを超えないと先に進めないんだって、自分に言い聞かせます。
それに加えて、土地の問題や独立の形態に関する問題、就農給付金の問題。借金。連帯保証人。自分の体の問題。次から次へと問題と選択肢が出てきています。そして売り上げが出るまでの自己資金の問題。ヒトは絶対にひとりでは生きられないんだって思う瞬間でもあります。
昔、映像関係で六本木に出入りしていた時、誰かが言ってた。
「なにがなんでも達成したい目標とか目的があるとき、その達成のためには、社内規範とかモラルとか、道徳とか、一切シカトなんですよ」って。こいつすげーこと言ってるなって思ってたけど、今になってその言葉の意味がわかる。それができるかどうか。ある意味、オニになるしかないんですよ。
あとは気合と根性だべさ(^^)
いつも励まし、支えてくれるひとたちに心から感謝します!