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2014年2月27日木曜日

春穫りダイコン、2度目の播種


ここ10日間ほど、農作業らしいことをまったくやっていませんでしたので、ここらでダイコンの播種を...1月の末に右側の2ベッドを作り、今回は左の2ベッドです。5月収穫を目処に、【ベタ掛け+穴なしビニール】で1ヶ月間密閉です。

右側2列については、ベタ掛け資材を押し上げてきましたので、そろそろ間引きです。
雪の重みでトンネル弓が曲がって押し込まれていますので、少し直して、トンネルの高さを確保します。

2014年2月22日土曜日

ビニールハウス解体3日目



おとといは解体3日目、散乱していたパイプも片付き、すっきり。
翌日から、さっそく資材探しに走り回りました。昨日は三郷のホームセンターに出向き、資材を購入。2.5間のパイプが大量に残っていました。資材庫の立て替えに使います。明日は千葉と埼玉の北部に出向きます。

この大雪で、どこのホームセンターでもハウスのパイプが不足しているとの事。
メーカーにも在庫がなく、入荷は4月、5月だとか...
それに、農家さんも、倒壊したハウスの解体に困っているとの事。
理由は、業者が建てたハウスについては、保険適用の問題があり、なかなか解体にいたらず、農家さんも自ら解体を始めるという状態...
でも、どこから手をつけたらいいかわからず、さらに圃場に100Vの電源がなく、困っているということも聞きました。

そんなとき、


そんなときは、


そんなときこそ、ゆうきファームの出番です!


うちはこんな機械を使って、2日間でハウス3棟のパイプをほとんど切り終えました。
【HITACHI セーバソー】、鋼管切断専用の機械です。
19mmや22mmのパイプなんぞ、お手の物。

来週から、少し時間が空くので、知り合いの農家さんにはこうお願いしました。「うちはこの機械のおかげで2日で解体できました!パイプ切るだけなら、発電機持参で行きますので、まわりの困ってる農家さんに声かけてください。」

「了解、そのときはたのむゎ!」威勢のいい返事がもらえました(^^)
大変なときこそ、お互い様。少しでも余裕のある者が率先して動く。
倒壊したハウスは、なるべく早く解体して、少しでも光が見られるようにする。

東日本大震災ではなにもできなかった自分が、やっと今、役に立てるかもしれないという思いがわいてきましたょ。よし、月曜からは農家回り!

2014年2月19日水曜日

ハウス解体2日目


【高橋解体工業】、2日目です。
有能な職人を日雇いでお願いし、上の写真(朝の状態)を鬼のようにバラしました。入口出口もぶったおして、倒壊の様子は跡形もなく。ここまで来ると、もう辛い気持はありません。ここからどうやって建てようと見積もり作ったり、図面作ったりと、前向きな考えにShiftしています。もう少し雪が溶けてくれれば、サイドの解体ができるのですが...次回の建替えの参考にするため、縦の杭はこのまま残します。


そして奥でひっそりと生き残っていた、コカブとホウレンソウたち。この寒さで生育が止まってしまうのを避けるため、換気資材で被覆しました。

それにしても景色が変わってよかった。天災後の解体はスピードが命。少しだけほっとしています。「目の前の景色を変えるのは自分」なんだってこと。改めて感じた。自分が動いて始めなきゃあ、だれも手伝ってはくれない。これが2日目で感じた事です。現状を変えるのは自分です。後悔しないためにも、辛い思いを糧にするためにも、未来を作るためにも、動くのは自分なんだって事。にわか農家のまねごとを始めて半年、痛すぎる経験を通じて学ぶことは大きい。

【2013.2.14 ホワイトバレンタイン】、この日を忘れるな。
幸いにも、倒壊したハウスに残っていたストーブが、まだ使えそうなので、マジックで「リメンバー 2.14」とでも書いて、深く記憶にとどめたいと思います。

ありがとう。

2014年2月18日火曜日

ハウス解体1日目


解体1日目、資材庫の天井・育苗所の天井パイプをやっつけました。
サイドには雪が残っているため、雪解けを待って、一気に解体です。
それにしてもHITACHI「セーバソー」、すごい効率がいい。これを知らずに、グラインダーでチマチマ切ってたらと思うと...。当初の予定を大きく前進させてくれています。教えてくれた大阪のFさん、ほんとうにありがとう。Fさんとは東京で1回しか会った事がないんだけど、個人の土建屋さんということで、すごく親しみがわきます。うちの祖父母も左官職人だったので。Fさんが上京された際、宿泊先をとっていなかったFさんに、強引に品川プリンスホテルの1室を予約した事がすごく懐かしい。


育苗所もすっきりしました。
なんだか、つぶれかけた入口・出口を倒すと少し気分が違う。
解体は時間との勝負なのかな...とふっと思いました。

2011年3月11日の東日本大震災。
今回のハウス倒壊と比較するまでもありませんが、「復興」という意味では、着工から解体終了までの時間をなるべく短くする事。それが、心の癒しになるのかもしれません。被害を忘れないという意味で、倒壊物を見続けることも大事かもしれませんが、それはある一定のところまででいいと思う。

一定の時間を過ぎたら、前に進まなきゃ。倒壊物があったら、いつまでも心が締め付けられる。辛い物は目の前から消し去ること。解体を続けていくうち、効率のよい解体の手順が分かってくるし、機械の調子も分かってくる。無心でパイプを切り続けること。そうしているうちに、心が少しずつ上がってくる。ハウスを建てる前の、ゼロに戻ったような感じ。またここから作るんだという意欲が出てくる。

なんか、所沢市から雪害被害調査の連絡がありましたが、倒壊物はもう半分しかありませんょーダ(^^)でも大丈夫、着工前の写真は残っています。

明日も、にわか職人2人組で、秒速で解体していきます。
前に進め、【有限会社 高橋解体工業】。

2014年2月17日月曜日

ハウス倒壊 ついにやりました。

最近、このブログの読者の方々も少しずつ増えており、うれしい限りです。また、中国地方にお住まいの方や、遠方の皆様より、たくさんのコメントをいただいております!本当にありがとうございます。

これからも頑張っていこう!という矢先の大雪...

派手にやりました。3棟全部ぶっつぶしました。


30m超のトマト用ロングハウス、14mの資材庫、15mの育苗所。
潰したハウスに、夕日が映えます。
悲しくて、言葉がありません。ブログにアップするまで、時間がかかりました。
立ち上がります。ここから這い上がります。



 そんな折、大阪の知り合いから、解体作業に重宝する機材を紹介していただきました。HITACHI「セーバソー」。太い鋼管をぶった切るときに使う道具です。農業資材のパイプなんぞ19mmから22mm。お手の物です。明日から狂ったように切ります。

ここに宣言します。
【解体終了日:雪から1ヶ月後の3月14日】

きってきって切りまくります。
絶対に這い上がります。雪なんかに負けない。

2014年2月11日火曜日

PHを下げる:硫黄華・ピートモス

以前、タマネギの移植をしていたとき、岡安先生に質問した事があります。
「PHを上げるということは少し分かってきたのですが、もしPHを下げたい場合にはどうすればいいんですか??」
「それには、硫黄華かピートモスだよ」

しばらくぶりにメモを見返し、調べました。

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出典先はこちらです。
http://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/070109/dojouhiryou/sankou7.htm
アドレスに「wakayama」とあるので、和歌山県農試の成果でしょうか。

「野菜の栄養診断」という項が設けられています。
この資料の趣旨は、作物体の栄養診断分析結果を基準値と比較し、適切な施肥を行うというもののようです。「生理障害が発生している場合には、原因解明と適切な対策を行う。基本的には土壌診断に基づく土作りとなるが...」

完全に科学の世界ですね。
資料を見ると、窒素・酸化カリウム・酸化カルシウム・酸化マグネシウム・ホウ素・マンガン・鉄・亜鉛・銅・モリブデンなどなど...

ここで見慣れない化学式を発見しました!
「P2O5」
調べると、「五酸化二リン」
「分子構造は十酸化四リン=P4O10、水に対する反応性が高く、音と熱を発しながら溶解し、リン酸となる....」

なにをいってるのかさっぱり分かりませんが、
圃場で肥料を蒔く時点では、リンはリン、カルシウムはカルシウムなどと、分けて考え施肥しますが、分析をする段階では、化合物として分析対象にするのですね...

肝心な硫黄華の話に戻ります。
ありました。


「土壌の高PHが原因で、Fe、B、Mn、Zn等の欠乏症が出ている場合は、石灰等の塩基資材の施用を中止するほかに、硫黄華の施用によりPHを下げる事もできる。硫黄華は、作物の生育期間中でも畝表面に施用できるが、注意点として以下の事が上げられる...」

わぉ、ちょっと待ってください!
ただ単純に、PHを下げるのではなく、微量要素の欠乏症が出ているときに、PHを下げるんですね?

「もしPHを下げたい場合にはどうすればいいんですか??」これ自体が、浅はかな質問かと自覚(笑)でも、ゆうきファームは懲りずに読み進めます(^^;)

  1. 硫黄華の成分である硫黄が土壌中の微生物により硫酸根に変わり、土壌PHが低下するため反応が遅い。その反応を速やかにするために適度な畑水分状態で30日間保つ必要がある。その際、地表面の土壌と軽く混和するとより効果的である。
  2. PHが一旦低下しても、再び高くなることがあるため、施用1ヶ月以降にPHの確認を行う。必要があれば、再度、硫黄華を施用する。作土深が10cmの場合、土壌の種類が砂土であれば54kg/10a、埴土(粘土分50%以上の土壌、吸着力が強く、排水が悪い)の場合、78kg/10aの施用量。
  3. 硫黄華の施用により土壌ECが高くなるため、塩類濃度障害が出やすい作物は少量を数回に分けて施用する。
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深すぎです。
まず、「埴土」なんていう言葉、初めて聞きました(笑
分かった事として、
「PHを下げる」という判断をするには、そもそも作物の生育途中であれば、どのような生理障害が起きているのかを見極める技術が必要(なぜPHを下げる必要があるのかを理論的に理解する)、そして土の状態と作物により施肥量と施肥の仕方を決める事、施肥後の定期的なスクリーニングを行う事、が必要である。

「ただ下げりゃあいい」っていうことではないんですね...

さらにこちらには、PHを下げるいくつかの方法が示されています。
「土壌の改良方法:農林水産省」
http://www.maff.go.jp/j/seisan/kankyo/hozen_type/h_sehi_kizyun/pdf/sdojo17.pdf


  • 苦土石灰等、石灰資材の中止
  • 硫酸アンモニウムなど生理的酸性肥料、過燐酸石灰などリン酸資材の使用
  • 硫酸カルシウム・硫酸マグネシウムの使用(石灰・苦土が少ない場合)
  • 硫黄華・硫酸の使用

圃場の状態に合わせ、段階的に使い分けるのですね。

素人には早すぎる内容だったようです。
そして、資料の随所に、ECという単語が出てきます。もう逃げられません。
近く、「ECってなんですか?」という質問をさせていただきます!(^^)

2014年2月9日日曜日

ハウス、雪害なし!


記録的大雪からハウス3棟を守りきりました!
1棟ならまだしも、3棟ともなると忙しいこと忙しいこと。
そして、天井ビニールが雪の重みで、たわむことたわむこと。

今回は、雪下ろしが夜間に持ち越したため、ある秘策を...それは、ハウス内側から天井ビニールを面的につつき、雪を滑りおろすこと。ビニールにとっては悪影響なのでしょうが。この寒さでこの面積を下ろしきるには、自分の体力とのバランスが大事です。1回の雪下ろしにすごく時間がかかります。それに、内側から天井をみると、どこに雪が積もり、どの骨組みに負担がかかっているのかが一発で分かる。雪下ろしにも優先順位があるのかと思います。


課題も残りました。
なにより、ハウス間のスペースが狭すぎて、下ろした雪の逃げ場がない。これはもう設計の問題です。この間の雪の高さが、昨夜8時、ハウスの肩の高さにまで到達しました。本来ならエバーフローなんかで散水しながら、雪を待つのがBestだったのでしょう。雪国では、トラクターが入れるほどのスペースを設け、冬期は常時、水を通しておるようです。そして、外からの雪下ろしをすると、雪下ろしの道具が片方のハウスにぶつかるという、なんとも言えないストレスですね...

それに、雪解け水の、排水対策は必須です。駐車場の雪が溶け出して、圃場に流れている...しばらくはぬかるみが。翌日は、埋もれていた圃場の、ダイコン、タマネギ、イチゴの各ベッドを救出し、一段落です。

2014年2月8日土曜日

バットグアノ−2

どうしても気になり、バットグアノについて調べてみました。
最初、「バッドグアノ」と発音していたのですが、「Bat(コウモリ!) Guano」なんですね。
  • グアノ:珊瑚礁の島に、海鳥の死骸・糞・エサの魚・卵の殻などが数千年から数万年の長い間に堆積したもの
  • バットグアノの場合、海鳥ではなく洞窟の中に住むコウモリが出す糞や死骸などが同じように堆積したものを指す
  • 窒素質グアノ:降雨量・湿度の低い乾燥地帯に形成されたもので、窒素を多く含有
  • 燐酸質グアノ:熱帯・亜熱帯など降雨量・湿度の高い地域に形成され、長年の降雨により窒素分が流出してリン酸分が濃縮されたもの

出典先は、こちらです。
http://www.tamagoya.ne.jp/agribiz/batguano/index.htm

ここで、岡安先生より教えていただいたバットグアノのパッケージを見ますと...


成分の分析例として、
  1. リン酸全量:25%以上(く溶性リン酸18%以上)
  2. 石灰全量:40%以上
  3. 微量要素を多く含むようです。
く溶性リン酸? 書いてありました。

「リン酸はそのままでは吸収されにくいが、マグネシウムを与えることにより相乗効果で、吸収されやすくなる。マグネシウムには、植物体の根が自ら分泌する「根酸」というクエン酸を増やす作用がある。このクエン酸は溶けにくい養分を溶けやすい形にする働きがある。つまり、バットグアノに含まれる、く溶性リン酸やく溶性ホウ素は、「クエン酸で溶ける」という意味である。」

出典先は、こちらです。

つまり、マグネシウムが多く含まれるバットグアノは、クエン酸を増やし、多くのリン酸を溶かして、それを植物体が吸収するということ...
パッケージに、「作物の育成に応じて吸収されるため、濃度障害の心配がない」とありますが、このことなんでしょうか?作物の育成に応じて、根が生長・根酸を分泌するため、肥料単体で効きだすことはないという理解でしょうか(^^)

ん〜深いです。深すぎです。
大学、農業関係の大学に行けば良かったな...(笑)
明日の関東は雪。午後からは雪下ろしになるでしょう!
今のうちに体力を蓄えておかねば。
そろそろ手の痛みも我慢できるようになったので、寝ます...zzz(-_-)

ぁ、いよいよ来週は接ぎ木苗の研修ですよぉ〜!!

2014年2月6日木曜日

バットグアノ


大玉トマトの栽培には、これが欠かせないと教えていただきました。
肥料の名称は、【天然有機質リン酸肥料】
鉄分、苦土、ケイ酸などの微量要素が多く含まれているとの事です。
天然ものだからでしょうか、保証成分という標記はないものの、リン酸25%、カルシウム40%が含まれている模様。

なんと、裏面には【幻の肥料】と書かれています!!!
きっとすごいんでしょう。



トマト、待肥の施肥完了!

第2トレンチ掘削完了!幅40cm、深さ40cm、長さ14m。
表土から15cmまでが耕作土、30cmまでがシルト混じりのブロック層、30cmより地下が関東ローム層。もちろん遺物・遺構は確認されませんでした(笑
元、発掘屋としては、すぐにでもセクション図が書けそうです(^^)
層はきれいに分かれているけど、土が堅い...トラクターが入った事はいまだないのでしょう。



それにしてもわたくし、仕事の中身は違えど、つくづく土が好きなんです。
土を掘ってると、ほっとする。この感覚、わかります??

角をキレイに立てて(垂直に落とし)、ローム層の頭を追いかけながら掘る...
発掘調査でトレンチ(試掘坑)を掘るのと同じ要領です。
自分は農業の道に、来るべくしてきたんだと実感しています。クソガキの頃から考古学が大好きで、竪穴式住居の模型を新聞紙とラップで作ってあそんだり、陶芸教室では土器を作ったり、高校生になると学校にもろくに行かず、近所の発掘現場に顔を出したりと、少しイカれた子供でした。いつかは土に関わる仕事をと思いながらも、生長してく中で、その「ほんとうにすきなこと」が見えなくなっていったのでしょう。ここにきて、やっと原点に戻れたとほっとしています。
自分にとっては、今回が、農業の道を見いだすための最初で最後のチャンスであると思っています。現在置かれている環境に、思うところは様々ありますが、なにより先生に恵まれ、学ぶ圃場があり、仲間たちに恵まれ、なにも申し分ありません!これを逃すわけにはいきません。貪欲に学んでいきますょぉ。。

みなさん、よろしくお願いします!


埋め戻し完了!全面施肥・耕耘が待ち遠しい。

にしても、硫酸カリウムが 20kgで ¥4,480って、高くねぇかい??
使ったのはたった800gなのに...なんでだべ?
今度、岡安先生に聞いてみます。

2014年2月5日水曜日

生殖生長と栄養生長

待肥の施肥、トマトの生育管理について貴重な情報を教えていただきました。

大玉トマトの場合、木が丈夫に育ちすぎて大きな実が穫れない症状、
「木ボケ」(栄養生長)の理由として、
  1. 若苗の定植(花が咲く前に定植をしてしまう)
  2. 最初の段階での肥料の効き過ぎ
があげられます。これを防ぐために、必要な肥料を元肥ですべてまかなってしまうのではなく、待肥や追肥により、長期間、肥料を維持するとのことでした。ナス・ピーマン・トマトなどは根の張り方が同じであり、溝施肥を行うとのことです。

ここで専門用語をば...
  • 栄養生長:枝葉や根を伸ばして体を大きくする生長
  • 生殖生長:花を咲かせ実を結び、種子を残すための生長

大玉トマト生育管理の方針は、
【窒素Nや灌水を控えることにより、細い木に果実を付け(生殖生長を促進させる)、その後に木を育てる(栄養生長を促進させる)】


その一方で、この方針が通用しない作物があります。

キュウリ・カボチャ・メロン・スイカなどウリ科の作物は根が横に張るため、通路の地下10cm~20cmの環境を良好にする必要があり、高湿・多灌水を好みます。また先に生殖生長に傾けると、栄養生長には戻れないため、灌水を控えるなどの「いじめ」は厳禁だそうです!トマトはその反対、灌水を控えて完熟のトマトを目指します。苗の段階から、どれだけ灌水すれば良いか、灌水のタイミングはいつか、などこれからが本番です。

大玉トマト、待肥(まちごえ)施肥


トマトのベッドの直下に、溝を掘り、待肥の施肥方法を教えていただきました!
外は雪、気温はマイナス、ハウスの中では汗だくです。

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1.深さ30cm~40cm、幅40cmほどの溝を掘削 (溝長14m×間口3.6m=50㎡ 計算)
2.ワラ2束を敷く(土がしまりすぎないように)
3.肥料を散布
  • N=油かす(5:2:1) 4÷0.05÷1000×50=4kg
  • P=過燐酸石灰(17.5%) 5÷0.175÷1000×50=1.4kg
  • K=硫酸カリウム(50%) 4÷0.5÷1000×50=0.4kg(実際には0.8kg 施肥)
  • 堆肥 1袋ほど(ワラを腐らせるため)
  • バットグアノ 溝に4kg

4.溝両脇の戻し土にバットグアノをそれぞれ、2kgずつ散布し、溝を浅めに戻す。
5.2月10日から20日の間に、エバーフロー灌水
6.3月末、定植の1週間前に、全面施肥・ベッド立て
7.その後の追肥はNK化成にて行う


今回使用した肥料は5種類、
配合肥料は、定植前の全面施肥時に使用します。

通常の元肥の施肥量は10aあたり20:20:20ほどですが、
今回は土の状態を見るため、10:15:10 で施肥します。
  • N=10÷0.05÷1000×50=10kg 
    内、5kg=油かす、5kg=配合肥料(50%は速効性、50%は緩行性)
  • P=15÷0.175÷1000×50=4.28kg
  • K=10÷0.5÷1000×50=1kg
今回は、地下30cmの地点で赤土が出たため、リン酸の施肥量を通常の倍を予定しています(赤土は、リン酸吸収係数が高い)。また、リン酸は追肥が効かず、元肥で全てをまかなう必要があるとのことでした。

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昼食もとらずに、肥料散布・埋め戻しまで一気に行いました!
外気温はどんどん下がり、雪が...
この日を忘れることはないでしょう!!(^^)ありがとうございます!
あ、これで終わったわけではありません。後日、もう1本掘りますだ。

育苗所、完成!


育苗所が完成しました!ベッドを3つ作り、鎮圧、ならし、防草シートをはり、通路をレーキでならして完成です。外は雪、なんか農家っぽくて、この写真が好きです。トマト苗の育苗に始まり、ナス・キュウリ・ピーマン・キャベツ・ブロッコリー・ハクサイなど3月以降は大忙しです!さぁ、ゆうきファームはがんばります(^^)


2014年2月1日土曜日

秩父のイチゴ(とちおとめ)

昨日は、秩父に足を伸ばし、道の駅にてイチゴをゲットしてきました。
あまりの新鮮さに、車のなかでぽりぽりと。
2パックで1000円!粒の大きさは様々、山盛りです。
きっちりと大きさが揃っているパックよりも、大小問わず、ぎっしりと詰まっているパックの方が好き。高いとも思わずに、新鮮なイチゴをいただきました。

ところで小さい粒の方が甘いような気がしたのですが、なんでだべ??
今度先生に聞いてみます!