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2015年9月27日日曜日

報告とお礼


約2ヶ月ぶりの更新となりました。
この2ヶ月間、トマト栽培が終わってからつい数日前まで、今後の自身の農業について様々な方向を模索してきました。

一部の方々には相談および経過報告という形でお知らせしてきましたが、来月10月より秋田県へ3ヶ月の研修に出向き、ゆくゆくは秋田県を自身の農業の場とする予定でした。しかし、先方の受け入れ体制の問題や、自身の持病の問題を総合的に考慮し、この度、9月末をもちまして農業分野から足を洗うことを決めました。

当初の予定では、現在の住まいがある埼玉県狭山市にて新規就農を行うという方針でしたが、土地の確保という壁に当たり、それを突破すべく行政機関と様々な交渉を行ってきました。一時は、初めから法人化して新規参入することを目的に合同会社の設立を計画し、行政書士を交えての打ち合わせというところまでこぎつけましたが、既存農家からの推薦が得られず、やむなく断念しました。
その後、新規就農の場を求め、全国農業フェアに出向き、最後の可能性を秋田県にかけていましたが、受け入れ体制に関する不安や、直前になって自身の持病の状態が変化したことを考慮し、今回の結論に至りました。


農業に出会って2年と3ヶ月、ゆうきファームでの荒地の開墾にはじまり、今日の大規模農家での本格研修に至るまで、「独立」というトンネルの出口を求めてひたすらやみくもに走った時間でした。わたしの直接の指導者である岡安先生や、野菜直売でお世話になった狭山げんきファームの皆さんには、農業仲間のいないわたしを精神的に支えていただきました。今日この日まで高いモチベーションを保ち続けられたのも、この方々のおかげです。どんなに言葉をつくしても、感謝の言葉は足りません。


また、自身のなかでも悔いは全く残っていません。持病さえなければもう少し農業分野に対して粘っていたのでしょうが、これも次のステップに進むきっかけと理解しています。特に、土地問題や新規就農の制度的な問題に関しては、何度も行政機関に足を運び、自分の足で情報を稼ぎ、その実情をつかむことができました。何事も経験とは言いますが、この点についても、悔いが残らずに済んだ要因のひとつです。


わたしの今後についですが、一旦、地元 宮城県仙台市に戻って1、2ヶ月の休養をとり、その後、自身の持病と折り合いのつく仕事を探す予定です。その仕事においても、自分の中で挑戦し続け、高みを目指す姿勢については何一つ変わりはありません。東京と仙台は新幹線で1時間15分。皆様にお目にかかれる機会も多くあることでしょう。所沢市、狭山市はわたしにとって、第二の故郷というべく、たくさんの出会いの思い出が詰まっています。

生業としての農業を断念するという結論は、非常に苦しく寂しいものです。本当は仲間が欲しかった。独立という同じ目標に向かって励まし合える「仲間」が欲しかった。しかし、長い人生にとって、趣味や家庭菜園とは異なる本格的な農業を学ぶことができたことは、ほんとうに良き時間でした。これを糧に、次の舞台でも邁進していきたいと思います。

皆様の長い間のご支援に心から感謝し、撤退の挨拶といたします。
皆様のますますの発展とご多幸をお祈りしております。
ありがとうございました。



P.S. わたしが実費で購入した農機具等については、新規就農を目指す方々を優先的に、良心的な価格でお譲りしたく、多方面に声をかけております。興味のある方は当ブログ下のメッセージフォームやメール、電話等でご連絡ください。

2015年7月3日金曜日

Brix糖度6!!

今日もトマトを食卓の上に並べてみました(^^)
収穫も終盤に入り、納得のいく果実はどれかな〜なんて吟味しています。
でも心から納得いくものは少ないですね。


角度を変えて眺めてみたり。もちろん、なにも変わりはありません。


でも、でも。。。出ちゃったんです。Brix糖度6が。
好意にしてるトマト屋さんが教えてくれました。
「おめぇのトマト、糖度6が出たぞぉーー!」って。
そう、わざわざ糖度計で測ってくれたんです。
甘さだけが大事なわけじゃないけど、
糖度は客観的な指標の一つだから必要だろうって。


たしかに去年よりも甘くて濃い感じ。
もちろん尻腐れとかいろんなことは起きましたが、
結果、トマト2作目で6が出せたことは素直に嬉しい。

来年も再来年ももっと、トマトがやりたいって思うんだけど、
現実は非常に厳しい。土地の問題、売り先、2年先の展望...
もうダメかなって思う瞬間もあります。最近はそればっかり。
それと同時に、みんなはどこであきらめるんだろうって、
妥協点を探したりなんかする。

口に入ってしまえば無くなってしまうものを作り、
それに人生全てをつぎ込み、
それで食っていく。
すごく難しい。難しすぎる。

2015年6月13日土曜日

成果と課題...


絵図らがきれいになってきました。「果実が並ぶ樹」というものが少しわかった気がします。早いものは7段目まで着果が確認できます。やっと今年のトマトは、去年のものを越えられたかなと一安心、ラーメン屋で軽く打ち上げをしました(^^)
今回は、施肥量を大幅に削減したことにより、樹勢を一定に保ったまま、着果・着色に持ち込むことができました。その一方で、尻腐れや裂果・裂皮など、商品価値を著しく損なう問題にも突き当たりました。

そのほかにも、施肥の問題や追肥の問題、糖度の問題など...特に味に関しては、今の自分にできる土を使っての栽培で糖度6まで上げられるのか。実際に糖度6を出している農家さんを訪ねたり、んでもって門前払い食らったり、土下座してみたり、あっちやらこっちやらを訪ね廻って、情報収集の日々です(^^)結構楽しくなってきています。

2015年5月31日日曜日

「桃太郎」500gオーバー!


525.5gの「桃太郎」がとれました。
他の果実は250g前後だったのに、この子は倍以上もあります。念のため、上下ひっくり返しても525.5g 当たり前です 笑 計りが小さく見える...


200g以上のトマトを大玉トマトと呼ぶらしいのですが、これ、異常にでかい。こんなことってあるんですねぇ...

大玉トマト、出荷開始!


連日の晴天のおかげで、赤くなってきました。
どんどん収穫が始まっています^^あした月曜日には、「あぐれっしゅ元気村」に出しますので、みなさん足を運んでくださいね!


そんなトマトハウスにお客さんがきました。どこかで見たことあるような...そう、以前鬼のようにカブを収穫していった子達です。今日はコンテナの返却方々、トマトの収穫体験。子供達以上にパパの方が嬉しそう♪この子達、カブで鍛えられたせいか、収穫も朝飯前! 果実をガンガン引っ張ってます 笑 「樹まで抜いちゃえ〜!」って。おいおい、そんなことしちゃあいけません。


もろきゅうまで食べて満足そう^^子供の笑顔はいつみてもいいですね。
おチビさん達!トマトの次は、旧ゆうきファームに、ユンボとダンプでジャガイモ収穫にでも行くべか!

2015年5月26日火曜日

大玉トマト、初物!


へいへいへい!
今日はトマト初物が収穫できました(^^)少し形はいびつですが、嬉しいものです。バケツに水をはって、そっと浮かべてみました。すーっと沈んで、その後ゆっくりと浮いてきます。まあまあの出来なんでしょうか。そう、去年ゆうきファームの時に、トマトの良し悪しの簡単な見極め方を教えてもらったことがあります。

水に浮かべたときに、ぷかぷか浮いているのはスーパーで売ってるような普通のトマト、すーっと沈んで浮かんでこないのは中身が凝縮された糖度の高い、良いトマトなんです。ちなみに、我らが師匠、岡安先生のトマトは、すーっと沈んだきり全く浮いてきません!隔離床栽培の技術があるからこそできる難度の高いトマト栽培ですねえ...

これからの時期、次々と赤くなるトマトを前に、花見ならぬ「トマト見」でもするべか(^^)

2015年5月22日金曜日

苦難


だんだんとトマトの樹が出来上がってきました。早いもので5段目が開花し、3段目まで着果が確認できるようになった樹もあります。今年は、摘葉を早めに行い、株元をスッキリさせて果実に光が十分に入るようになりました。まもなく赤くなってきますだ。

でも、ときどき怖くなることがあるんです。今年うまくいったのはいいんだけど、はたして来年も同じ質のトマトが作れるのかって。逆に言えば、今年以上の出来栄えでないと生活していけないんだっていう不安感。毎日トマトと向き合うとき、その瞬間が怖い。自分の手先の管理ひとつ、その動きひとつで、果実の良し悪しが決まると思うと、手が止まる瞬間もある。必要以上に慎重になってしまう瞬間。自分へのプレッシャーがさらに大きくなる瞬間でもあります。でもそれを超えないと先に進めないんだって、自分に言い聞かせます。

それに加えて、土地の問題や独立の形態に関する問題、就農給付金の問題。借金。連帯保証人。自分の体の問題。次から次へと問題と選択肢が出てきています。そして売り上げが出るまでの自己資金の問題。ヒトは絶対にひとりでは生きられないんだって思う瞬間でもあります。

昔、映像関係で六本木に出入りしていた時、誰かが言ってた。
「なにがなんでも達成したい目標とか目的があるとき、その達成のためには、社内規範とかモラルとか、道徳とか、一切シカトなんですよ」って。こいつすげーこと言ってるなって思ってたけど、今になってその言葉の意味がわかる。それができるかどうか。ある意味、オニになるしかないんですよ。

あとは気合と根性だべさ(^^)
いつも励まし、支えてくれるひとたちに心から感謝します!


2015年5月17日日曜日

肥大!肥大!


みなさぁーん!でかくなってきましたぞぉ!(^^)
この1週間、尻腐れの制圧に奮闘し、やっとの思いで止めることができました。カルシウム剤を葉面散布したり、潅水量をこまめに調整したり、摘果のタイミングをずらしたりとそれはもう、毎日が冷や汗ものでした。去年の栽培では、次々に茶色くなっていくのを指くわえて見ていましたが、今年は違う。尻腐れが止まったと確信できた瞬間、「トマトをコントロールできた」と少しだけ心の中でガッツポーズしました。


1段目が相当でかくなってきています。中には、手の平におさまりきれないくらいの果実もあります♪赤くなるまでもう少しです。しばらくお待ちください!

2015年5月10日日曜日

尻腐れ発生...


今年も果実がグングンおおきくなってきました♪
通路側に1段目の果実が出そろい、おかげさまで去年よりかはずっと観れる樹になってきました(^^)去年は大暴れして、もみの木になってしまったもので。でも、、、


恐れていたことが出てきたのです。尻腐れ果実がちらほらと。。。まだ初期の段階と思われるので、潅水量を増やしたり、キチガイみたいに葉面散布をしたりと、尻腐れを止めることにやっきになっています。そう、黒くなったものは商品にならないんです。焦ります。すごく焦って、夜も眠れません。夜中寝ていると、2mの高さはあろうか、トマトの樹が自分の横に生えているのです。でも1段目しか赤い果実がついていないんです。それが自分を見下ろしていて...

どきっとして目が覚めるのであります(^^;)
心穏やかに眠りたいと思う日々。。。この夢はいつまで続くのでしょうか。

2015年5月5日火曜日

大吉野郎!


「にわか農家」を目指す者に、神様より「大吉」の称号が与えられました(^^)
人生2回目の大吉、キターっっ!!!(>A<)

3日間、実家の宮城に帰省してました。父親の実家近くの八幡神社でくじをひいたら出ちゃったんです。せっかくなので、おみくじの内容を大公開します♪「このみくじにあう人は 幸せが身に備って 仕事は順調に行き 才能は充分に顕われ 世にも認められ 願いは達せられる 心おごらず 謙虚に世に 処することが 肝要である」

ほぉーぅ、いいこと書いてあるじゃないですか。細かく見ると、
  • 病気   ;回復する(うんうん、嬉しいね♪)
  • 恋愛・縁談;素直な心であればともによし(はい、わたし素直です)
  • 待人   ;待てば来る(待つのは慣れました)
  • 訴訟   ;叶う(ゆ◯きファームでも訴えようかな)
  • 失物   ;出る(愛をなくしました)
  • 売買   ;買物よし(パイプハウス建設で金をぶっ込みます)
  • 建築・移転;吉日を選んで執り行えばよし(宿舎を出られません)
  • 旅行   ;よし 楽しむべし(そりゃあ、そうさ)
  • 金運   ;心よければ開く(私は善人です)
  • 受験   ;成就する(「農業担い手塾」に入れるってことか)

Facebookをご覧の皆さんは既にご存知ですが、今回の帰省は諸事情により、ハチャメチャな帰省だったのです。親戚や実の父親に「お前は高橋家の恥だ!」とかフルボッコにされたり、お袋さんに家出されたり、とめちゃくちゃ落ち込んだ帰省でしたが、唯一、このおみくじだけは違いました。このおみくじを信じます。えぇ、信じる者は救われると、神代の昔から決まってるんです(たぶん)。未来は必ず開けると、信じて今やるべきことをこなすしかないんです。15歳にして自我に目覚めてからこれまで、普通では開かないような人生の扉をこじ開けてきましたが、この先も続くのです。

実家のこと、親のこと、自分のこと、仕事のこと、相当落ち込んで悩んでますが、みなさんの温かい言葉ですこしずつ上がってきてます。それでもまだ宙に浮いたような感じは抜けません。それでも時間をかけて一歩一歩進んでいきますので、これからもどうぞよろしくお願いますね(^^)

あ、当ブログの読者の皆さんで、Facebookを利用されてる方、「高橋 一樹」で検索してくだされば、ブログと全く同じプロフィール写真が出てきますので、ぜひとも友達申請してください!

2015年4月26日日曜日

トマト、念枝!


最近、誘引の楽しさ(?)と重要さがわかってきたような気がします。Myテープナーを買って2週間。暇さえあれば、テープナーを握って、カチャンコ、カチャンコ...気分はトマト屋です(^^)今日はこんなことを。。。花房を通路側に向けるために、主枝をひねる「捻枝」という技を実践しました。花房を通路側にそろえれば、樹の管理もしやすいし、薬散もしやすく、なにより、赤い果実が並んでるのを見るのはうれしいことだと思います。


でーん! 1段花房と2段花房がきれいに手前側を向いています。このとき、花房下の葉2枚をうまく使うのがコツのようです。2枚の葉を、元に戻ろうとする向きと反発するように誘引用のひもに当て、そのまま葉を大きくします。思い出すこと去年、斜め誘引を知らなかったとき、花房をそろえようとして捻っても「すぐもとに戻っちゃうだよ!」とうなっていたのを思い出します。挙げ句の果てには、主枝を捻ったまま、ひもで支柱にグルグルまきにしていました。完全にバカ野郎です(^^)

そのときの誘引方法は、単に支柱に沿わせていただけ。支柱だけでは、「捻枝」なんかできないわけです。今考えればとても当たり前のこと。気付かなければ、知らなければできないこと。改めて「知る」ってすごいなぁと思った瞬間です。

1段花房と2段花房の間に葉が5枚もありますが、気にしちゃあいけません。

2015年4月23日木曜日

トマト、横誘引開始!


大玉トマト、いよいよ誘引開始です!
夢にまでみた横誘引。テープナーを使ったこの誘引がやりたかったんです。この方法に気付いたのは、去年の仕事場のゆうきファームで、トマトが終わりにさしかかった頃。もっと早く気付いていれば樹勢のコントロールもしやすかったのでは...と何度嘆いたことか。そもそも根本の原因は、施肥量にあったのですが。それが今年は、1段目からできるのです。誘引用の支柱も納得がいかず、3回作り替えました(^^)

それはそうと、1段目の着果が確認でき、エバフロー潅水を10分ほど行いました。樹が立ち上がってくるのがわかります。エバフローの下に配合肥料を敷いていたため、地力があるせいなのか、配合のせいなのかは判断しかねますが、しっかりと起き上がってきています。夕方には生長点付近に展開する葉が翌朝まで巻き込み、日中には元に戻っています。この段階で、去年よりははるかに「きれいな樹」ができあがっています。

来年度にむけて、少しでも情報を入れるべく、格闘しています。いまできる最大限のことをば!!合言葉は、「昨日よりは今日、今日よりは明日」

2015年4月19日日曜日

1段花房、着果!


定植から2週間、最初にホルモン処理した花が着果し始めました(^^)着果した果実はいつ見ても嬉しいものです。最初危惧していた樹勢もおとなしくなり始め、暴走の危険性はなくなりました。土壌分析の結果を受け、全面施肥量を削ったことが良かったのかもしれません。かたやもう1棟の方は、当初の施肥量(15:22:20)でスタートしました。この先、施肥量の違いがどう出るのやら...


草丈ものび、5月に入ったらいよいよトンネルを撤去して誘引開始というところでしょうか。トンネルの裾に見えているのは、透明マルチシート。これをベッドの両脇から持ち上げて真ん中で閉じ、5月いっぱい地温を上げます。1ヶ月だけの局所マルチ。生育のステージに合わせた細かな技術があるんですねぇ...ええ、感心と驚きの連続です。


そしてこちらの写真は、本日開催された「狭山げ◯きファーム」の接木講習会の一コマ。台木のわき芽と穂木のわき芽を接木・活着・育苗するところまでやろうという高い志のもと、行われたものです。ここまで本格的に指導してくれるサークルは、ほかになかなかありませぬ。


まさに、「真剣」の一言に尽きます。接木後は、自分が担当したポットに名前を書いたラベルを入れて、完了です。接木を覚えたい人はすぐに「狭山げ◯きファーム」に LETS GO です!

2015年4月12日日曜日

トマト定植!


ちょうど1週間前ですが、トマト苗を定植しました(^^)
少し密植気味なのですが、株間40cmの千鳥2条植え。配合肥料を敷き、エバフローをセッテイング。使うのはまだまだ先のことですがね。エバフロー&配合肥料の組み合わせは、去年の栽培よりも進化した点であり、追肥&潅水を同時に行うものです。

今日は1段目の花が咲き、ホルモン処理を始めたところ。相変わらず、樹が暴走しようとするので、生長点を押さえ込んだり、潅水を控えたりと、去年の失敗を繰り返さないように結構(というか相当)気を使っています。

今回は、定植直後に遅霜がやってきて、ユーラックかけたりビニールかけたりと慌ただしい日が続きましたが、なんの障害もなく乗り越えました。さすが5℃の低温にあてた苗。ちょっとやそっとの低温には動じません。最高の苗でスタートを切ることができました。感謝!!この先は誘引用の支柱を準備したりと、去年の繰り返しになりますが、来年に向けていろいろ改善しながらの栽培になりそうです。

そのほかマグネット式の温度計とか、誘引に使うテープナーを新調したりと、物もそろってきたので、気持ちだけは「果菜屋」ということにします(^^)それと、


でーん!!
トマト屋を目指す奴がこれを読まなくてどうすんだべ!ということで、頑張ってこれを買いました。かなりかなり高度な内容なのですが(半分が論文形式です)、教えてもらったことと付き合わせながら、少しずつ知識を入れていきますだ(^^)

2015年4月2日木曜日

トマトの施肥設計と土壌分析


前回の記事では、今年もトマト栽培ができる!と申し上げましたので、また溝掘りをしました。夏越えをする栽培なので、スタミナ切れを防止するため深さ30cm程度の溝を掘り、そこにワラやら堆肥やら肥料やらをぶちこみます。

問題はここでの施肥量。前回、土壌分析の結果がでた!と言いましたが、それはすでにこの溝の中に肥料を入れた後のことです。あとの祭りでしたが、分析結果を受け、全面施肥量を調整しました。全面施肥量については後ほど、まずは溝施肥量から。

とりあえず、スタート時点の総施肥量(追肥は考慮せず)を10aあたり成分量で N:P:K=15kg:22kg:20kg とし、この3分の1の量を溝の中にぶちこみました。
使う肥料は、
  • 有機配合肥料8-8-8
  • 化成肥料8-8-8
  • 油かす5-2-1
  • 硫酸カリ(50%)
  • 過リン酸石灰(17.5%)
  • ワラ、堆肥

ワラ、堆肥以外の肥料に、15kg:22kg:20kgをどのように割り振るか。窒素分については8-8-8の肥料と油かすに均等に割り振り、リン酸・カリについては硫酸カリと過リン酸石灰を中心に頼ることにしました。施肥後、バットグアノを振りながら埋め戻し、しばらく潅水をして地下に水をためます。ここの土は水の抜けがとても早い。日曜日に潅水して、火曜日にはトラクターが入れるという具合。

現時点で10aあたり、成分量で4.7kg-7.3kg-7.0kgの肥料が地下に眠っています。この直後、土壌分析の結果が出て顔が真っ青に!「もう肥料入れちゃったもぉーんっつ」と店頭で何度叫んだことか。

復習すると、pH=7.2と異常に高く、EC=0.03と低い。そのほか、マグネシウム・石灰・リン酸・カリ、どれをとっても標準値よりも高いという状態。pHとマグネシウムと石灰とカリについては、「狭山げ◯きファーム」の焚き火の影響だとか、苦土石灰散布直後のサンプル採取であったためとか、いろんな言い訳ができますが、EC値の低さやリン酸については説明しきれません。

いろいろと協議の結果、全面施肥については窒素分を中心に行うこととなりました。

窒素主体といえば、尿素や硫安、硝安などが挙げられますが、どれをとっても速効性の単肥です。全てを化成肥料でまかなうわけにはいきません。窒素分が主体で、化成肥料でないものといえば...油かす!!そう、成分量は5-2-1。リン酸の2とカリの1は無視して、油かすを10aあたり成分量10kgとして使うことになりました。それに速効性の硫安を10aあたり成分量5kg加えます。この辺の施肥量の補正に関しては、経験値のあるプロ中のプロに教えてもらうのが一番です。分析値を受けての補正なんて初めてですから...

さらに、pHを少し抑える(下げる)ため、保険的な意味合いでpHを下げる資材を使うよう、教えていただきました。pHを下げるものといえば...そう、ぴーともす!ピートモスについては、以前記事として書いたことがありましたが、このタイミングで出てくるとは。そして、なぜか、このブログで一番読まれている記事が、「pHを下げる:硫黄華・ピートモス」なんです。みんな、高いpHに困ってるんですかねぇ?苦土石灰の振りすぎはいけません!!


話を戻し、ピートモスへ。
これ、堆肥の代わりとしても使われる資材だそうですが、「pH調整型(pH3〜4の強酸性)」と「pH無調整型」に分けられます。本来ならば無調整型を使いたいのですが、お店には調整型しかありませんでしたので、やむなく1袋の半分15Lを油かす・硫安とともに全面散布しました。

この後、トラクターで耕耘、高ベッド作りと順調に進みました。
しかし、ひとつ大事なことを忘れています。
報告書に出ていた、「マグネシウム過剰」。苦土石灰散布直後のサンプル採取の影響が十分に考えられますが、もともとの土壌中にマグネシウムが過剰に蓄積していた可能性はぬぐえません。これが何を意味するか...岡安先生に指摘されるまで、気づきもしませんでした。「マグネシウム過剰の場合、植物体への吸収という点でカルシウムと拮抗し、その場合マグネシウムが勝ってしまう」

つまり、マグネシウム過剰により、カルシウムの吸収が阻害されること。果実にカルシウムが流れにくくなるということは...あれです。そう、去年苦しんだあれです。2段目から発生し、ついには最終段まで出てしまった。アレ。葉面散布も効かなかったアレ。


尻腐病!!
今年のトマト栽培も尻腐れの発生リスクが高くなりました。

参りました...としか言いようがありません。施肥量の補正など、できることはやりましたので、あとは、生育初期からの葉面散布でカルシウムを補いつつ、潅水を控えすぎないこと、でしょうか。でも、全面施肥量を去年より減らしてあるので(この段階での総施肥量は、成分量で約 20kg-11kg-9kg)、樹が暴れた去年よりかはマシになると思われます。予想できるリスクはなるべく回避します!


去年に続き今年も怖い思いをするであろう、にわか農家。とりあえず、定植が終わったら、神様にでも拝みますか(^^)「自分の尻は腐っても、果実は腐りませんように...クワバラ クワバラ...」

数字に追われる ♪

「ついに!」というか、「やっと・・・」というか、年度が変わりました(^^)
にわか農家も、これまでの所沢ゆうきファームを離れ、心機一転、埼玉県狭山市にて就農を目指す運びとなりました。つきましては、当ブログのタイトルを、「ひとり農業 狭山物語」に変更したいと思います。今年1年間は、篤農家の研修生という身分ですが、相変わらず仲間が少ないため「ひとり農業」としておきます。ん、あとは農業に関わらず、「仲間」を募集中です♪笑

さて、新年度1発目はこれ!!! 数字にやられました。


持病の薬代が130,080円!!!年度が変わり、社会保険から国民健康保険に変わりました。保険証の発行が間に合わず、それでもって、4月1日に受診したので、全額自己負担となりこの金額。。。完璧にやられました。まさに、制度の「谷間」。後日、7割分の払い戻しはあるのですが、いかんせん、13万っていう数字は肺がんの治療費くらいですかね。普段何気なく払ってる3割負担の制度がとてもありがたく思えました。3割負担で月に5万ずつ医療費を払うと、残りの人生60年(?)で、3600万!
この数字、立派な家が建つよ??

いやしかし、関節リウマチっていうのは一生付き合っていく病気だけに、長期的な視野が必要となります。息の長い農業という仕事と同じですかね。なんともいえないこの持病と仕事の組み合わせ。

驚くのはそれだけではありません。
ご覧ください。先日あがってきた土壌分析の報告書。pH値が7.2 超、超、強アルカリ性です。この報告書を見たとき、ぶっ倒れそうになりました。さらに、石灰が440。苦土が74。加里、リン酸もかなり高い。素人では対処法がわかりません。夜遅くにも関わらず、すぐさま岡安先生にTell&データをFax。


そう、なぜ土壌分析かって、実は諸事情により、今年トマトの雨よけ栽培を行うことになったのです!去年ゆうきファームでの栽培を最後に、次はいつできるかわからない状況でしたが、来年以降の独立運営を踏まえ、60株の栽培ができることになったのです。

それにともない土壌分析による施肥設計を行いたいと考え、苦土石灰と堆肥を散布した後ではありましたが、サンプル採取の上分析を依頼しました。石灰と苦土の数値が高い理由は、散布した直後の苦土石灰がサンプルに混じっていたためとも考えられます。加里の数字については、名前は公表できないのですが「狭山げ◯きファーム」の皆さんが栽培予定地で冬季に焚き火を3回くらい行ったため、灰(=加里)や炭がサンプルに多く混じっていたものと考えられます(^^)

ここまではいいにしても、リン酸の数値も高い。さらに、EC値が低く、pHが高いという状態。これをいかに考えるか。ここからが、岡安先生の出番。本当の施肥設計が始まりました。それにしても、売上や純利益ではない別の数字に追われる年度末と年度始...この1年は「数字」に追われる年になるのか。そう思えてなりませんだ。詳しい施肥設計については次の記事にて...

2015年3月25日水曜日

高橋コカブ;販売終了のお知らせ


明日の出荷を待つ、コカブたち。うちは予冷庫がないので、廊下に置くしかありません。1度、軽トラの荷台に一晩中積みっぱなしにしたことがあり、朝見たらカピカピに凍っていました。そんなわけで、うちは、自宅が作業場になっています。玄関でも平気で出荷調整します。来年以降は、四畳半の部屋をトマト専用の作業部屋に改造して、規模拡大に対応していこうと思っています。

さて先日のお彼岸セール、多くのお客様にお越しいただき、三芳パーキング店、食の駅所沢店、共に超・超・大盛況だったようです。おかげさまで、にわか農家高橋が出荷したカブも、特にクレームもなく、即日完売しました。また、カブを購入いただいた当ブログの読者様より、多数のメッセージを頂きました(^^)コカブの食感や味が好評だったようで、生産者としてとても光栄であります。中には、新天地での農業を激励してくださるお声もありました。お客様の顔は見えないのですが、自分のカブを購入してくれているところを想像すると、それはそれは嬉しいものです。お客様との間に、目に見えないつながりがあるようで、素直に「頑張ろう」って気持ちになります。リピーターさんも増え、高橋のコカブが認められてきたのかなとも思っています。

そんな中、このまま継続してコカブを出荷していきたいところですが、今週末の販売をもちまして、高橋ブランドのコカブは一旦出荷終了と相成ります。来月から農家研修が本格化し、自分の生産・販売を行うことが難しくなりました。研修期間は1年間です。研修終了後、独立経営となります。販売開始の予定は、独立後、来年初夏のトマトおよびスィートコーンの販売が始まりになるかと思われます。コカブについては、Farm Doに出荷している大口の生産者は少ないので、必ずや、再開したいと思っています。

出荷の再開まで、1年と数ヶ月の期間が空いてしまいますが、再開のあかつきには、是非とも野菜を手にとって、にわか農家高橋を思いおこしてくだされば、それはそれは大変嬉しいことでございます。改めまして、お客さま方のこれまでのご購入に感謝するとともに、いっそうの励ましを頂戴したく存じます(^^)

また、にわか農家高橋の近況につきましては、これまで通り、当ブログにて報告してまいりますので、引き続きご購読のほど、よろしくお願い申し上げます。というわけで、明日も食の駅所沢店に70束強、三芳パーキングに50束ほど出荷してきます!

2015年3月23日月曜日

お彼岸セール!Part2


昨日も参戦してきました、お彼岸セール!
こんなにカブを積んだのも初めてだし、なにせ前日、日付が変わるまで準備していたもので。店頭にはカブのピラミッドができあがりました。パッと見、なんだか縁起がいいね?こんなに売れんのーっ??という心配をよそに、


完売!おそるべし、お彼岸セール。そして、企業の集客力、販売力はすごい。売ると言ったら、絶対に売り切るんです。夜見に行ったら、ほとんどの野菜がなくなってましたもんね。そして、売れ残る野菜と残らない野菜もわかりましただ。1日の出荷数が139束!過去最高。そして1日の売上15,000円超えも過去最高!惜しくも20,000円届かず。前日の10,000円超えに続き、記録を更新しました。


機械の投資をせずに、出荷できる限界は、この辺りでしょう。1日100束超が限界。これを超えるには、洗浄機などの設備投資と、もう一人の人手が必要です。この2日間で自分の限界が分かったことも、よき収穫でありまする。来年以降の作付け計画は、この辺りも踏まえていかねば...
Farm Do の皆さん、出荷者の皆さん、たいへん、たいへん、お疲れさまでした(^^)

2015年3月22日日曜日

コカブ;お彼岸セール!!


ちまたは春のお彼岸。こちらは、コカブのお彼岸セールです(^^)そう、Farm Do のお彼岸セールが佳境を迎え、出荷者の皆さん、「この野菜ここに置くな」だの「おめー、場所とりすぎだろ、どけろ」だの「ニャゴ、ニャゴ(!?)」とか、とにかく朝から大忙しです。

カブの方も、いつもの大御所様が出荷されていないご様子。にわか農家の出番です。ここぞとばかりに売り場をジャックしました。食の駅所沢店、三芳パーキングを合わせて80束オーバー!過去最高の出荷数です。棚に置ききれなくて、崩れかけてる...そして、追加の出荷の時、店長さんが気を利かせて、「たった今 畑から新鮮なカブが到着しました!どうぞ!」って、アナウンスしてくれたのです。こういう演出って生産者にしたらほんとに嬉しい(^^)だってこういうことやってくれる直売所は見たことがないから。さすがは企業の企画力。手数料が高いなんて言ってられません。


もちろん、完売!
1日の売り上げが、やっと、1万円を超えることができました。出荷開始から8ヶ月、小さな目標をクリアです(^^)お彼岸セールは、明日、日曜日がクライマックス。にわか農家も参戦してきます。出荷予定数は160束ほど!前日の2倍近くを準備して、もうフラフラ。出荷が終わったら寝ます♪起こさないでくださいね(^^)また報告します!

2015年3月16日月曜日

コカブ、収穫体験!


農家での研修が始まって、もう半月が経ちました。忙しい毎日になかなか息がつけないのですが、先々週から3週連続で、八王子からお客様が来てくれました(^^)カブを両手にもって奇声をあげる王子様とお姫様♪ 見るからにどっちも悪そうです。パパとママはどんな悪人なんだろうか...

前の仕事場である、ゆうきファームのコカブが収穫期を迎え、収穫体験という名目のもと、お手伝いに来てくれました。スポッと、カブを抜くのが面白いようで、ハマりにハマってます。パパが「もう積めないからやめろ!」って言っても、次々に抜いてくるチビッコども。見ていて嬉しいですね。保育園とか幼稚園とか、小学校の収穫体験に比べたら、こんな豪快にカブを抜けることなんて、まずないですから。それに、だいたいがサツマイモでしょ。うちは、時間無制限!収穫量無制限!持ち帰り無制限!(笑)

こちらのご家族は、普通の家庭で使用するカブの5年分くらいの量をコンテナごと持って帰ってくれました(^^)ワゴン車の後ろがぐぃっと下がっていましたっけ。このチビッコども、前日から「かぶ、カブ、株〜!!」って、楽しみにしていたようで、それはそれは作り手としても嬉しい限りです。幼少期の土に触れる体験って、すごく大事だと思うんですよ。ご覧ください、この笑顔。両手をドロドロにして楽しむっていう体験、大きくなるにつれてなくなってしまうんだよね。

この子達、春から保育園に行くんですって。たぶんサツマイモ掘りなんかじゃあ、満足しないと思います(^^)ゆうきファームの収穫体験は、3月末までお楽しみいただけます。皆様、ふるってお越しくださいませ!

2015年2月26日木曜日

ゴミがゴミを呼ぶ!


ついにやられました!
これが噂に聞く「不法投棄」...雨の日でも、必ず圃場の見回りに行くのですが、今朝到着してみると何やら怪しげな塊が。そう、真ん中のビニール。これ、どっからどうみても何か隠してるよね。うん、ビニールの上にわざわざ黒いカゴをのせる人いないよ。しかも雑草付き。

うちの圃場が本格スタートしたときからゴミが野積みにしてあって、早く片付けるよう上の者に言っていたのですが。いわんこっちゃない、さらにゴミが集まってきました。恐る恐るめくってみると...


デーン!!ご丁寧にビニールに包まれたタイヤが出てきました。しかも、細いのは単車のタイヤじゃねぇ??DUNLOP?白い粉吹いてるし。太いのは車のタイヤ。「マジでぇ〜」って唸りながら、ハウスに入ってみると、おいおい、嘘でしょ?こちらにも見慣れぬタイヤが4本。


わざわざ、空きスペースを選んで、積んでありますだ。しかもアルミホイール付き。大きさからみてミニバンに間違いない。そうか、外のタイヤと中のホイル付きタイヤとで捨てる場所を分けてくれたのね。業者に買い取ってもらって換金しろってこと??分別して投棄するあたり、親切なんだか迷惑なんだか意味わかりませんが...(^_^;)

まさにゴミがゴミを呼ぶ!!そういや、つい最近まで入り口近くにあった、ゴルフバッグ3つ(これも完全な不法投棄)がいつの間にかなくなっていましたっけ。そう、「捨てる人」と「持ってく人」がいるんです。そしてわざわざ、ゴミを見に来る人もいます(笑)自転車に乗ったアブナイおっちゃんとか。これって、完全にフリーマーケットじゃん?

うちはフリマの会場じゃありません!!!

これじゃぁ、所沢=ゴミの街とはよくいったものです。皆さんも、ゴミには気を付けましょう。不法投棄するのは、なにも遠くの人とは限りません。あなたのすぐ近くにいる人かもしれません。「人を見たら不法投棄されると思え。」なんちゃって。こんなことブログに書いたから、明日はどんなゴミが投棄されているのやら...

2015年2月22日日曜日

緊急解体&今後の身の振り方


昨日から、例の「高橋解体興業」を始めました♪ ノルマは1日1棟!!
緊急でハウスをバラしてます。来月からの動きが二転三転し、2棟をバラすこととなりました。このハウス、去年の大雪で倒壊したあとに立て替えたものです。再建してからちょうど1年間で引っ越しすることとなりました。いろんな思い出が詰まっています。

そう、新年度(来月から)以降の高橋の身の振り方が決まったのです。結論から申しますと所沢ゆうきファームを離れ、狭山市の大農家さんのもとで1年間の正式な研修を行う運びとなりました。1年後には、JAいるま野主催の「明日の農業担い手育成塾」(農家以外の者が農家を目指すための正式なルート)に入ることを目指すべく、その大きな一歩を踏み出します。「明日の農業担い手育成塾」に入る要件には、農業大学校を卒業するか先進農家での1年以上の研修が必須です。この「担い手塾」は成功率わずか20%弱であり、素人にとっては限りなく狭き門です。塾の期間は2年間、30a程度の土地で作付けを行い、年間あたり一定の売り上げを叩き出さなければなりません。採算は、完全独立の形態。悲しいことに脱落者も多々いるようです。担い手塾を卒業後初めて、土地を50a以上に拡大でき、農家に準ずる者と認められるのです。

しかし、現実には30aの土地の確保などの問題があり、地元と相当のつながりがなければ、入塾もままならないくらい。そんな中、大農家さんが研修の受け入れを表明してくださり、さらにその後の独立までをも完全サポートしてくださると手を上げてくれました。ほんとうに嬉しい次第です。願ってもない話、とことんお言葉に甘えていこうと思います(^^)この農家さんが声を上げてくれるまで、今後の身の振り方については正直相当迷っていました。でも、今はすべての環境が整いました。あとはやるだけです。

そんな流れの中で、1年後の入塾を見据えた時、30aあたり一定の収入を上げるため、作付計画の中にトマトを組み込んで行こうと思っています。今年はそのための実証試験との位置付けで、岡安先生協力のもと、雨よけ栽培のトマトに挑戦することになりました。土地を貸してくれる農家さんにも感謝です!そのそのためのパイプを急ぎで調達(!?)しているのです(^^)来月からまた忙しくなりそう...


2015年2月17日火曜日

祈願!!


ついに、ついに...拝みました(^^)
今日の狭山地域は曇天のち雨。大きな仕事ははかどりません。これをいいことに、来月からの新たな門出を祈願し、秩父の三峰神社へ。祈願内容は、「冨病平癒」ならびに「事業繁栄」。自身の持病が少しでも回復することと、独立までの道のりを守っていただけるよう、祈願しました。特に今日という日を選んだわけではありませぬが、神社に着いてみると、なんと本日2月17日は「祈年祭」(きねんさい・としごいのまつり)と呼ばれる年穀豊穣祈願の祭典の日でした!祭典は午前中に執り行われ、自分はその後に到着しましたが、なんとタイミングのよいこと良いこと。即、その場で祈願です。

人生初の玉串の奉納も行い、心身ともに清められた心持ちであります(^^)この年になって初めて、人生の節目において祈願する人の気持ちがわかったような気がする。きっと、自営業の人とか土建屋さんなんかも、安全祈願やら商売繁盛やら、節目節目で神社に通うのでしょう。いつか自分が年老いた時、「農業生産法人 高橋組(!)」として、若い衆を引き連れてお参りに来たいものだと、ふっと思いました(^^)雨の日は雨の日で、心がスッキリすることがあるものです。