ページ

2014年3月30日日曜日

お手軽!一本ネギ苗の定植


本来は本圃に直播・育苗するようですが、今回はセルトレイに播種・育苗した苗を定植する方法を教えていただきました。畝立機で溝を作った後、化成肥料を1kgほど薄く蒔き、根に直接肥料が当たるのを避けるため、薄く土をかけ、苗を浅めに定植(4cmほどの間隔)。苗の両脇にワラを敷き、薄く土を寄せる。その上から、根の活着を良くするため薄く化成肥料を散布。

で、問題は、なぜワラを敷くのかということ。


  • あたたかい
はい、その通りです。

  • 水分の蒸発を防ぐ

まぁ、それもあります。

それよりも、もっと重要な意味は...
【ネギは酸素を好むため、降雨後のしまった土は好ましくない】

したがって、ワラを敷く事により土の柔らかさを保つ!と教えていただきました。
ネギは大きくなるまで1年間...気長に待つべか...

冬蒔き 春穫りダイコン、換気の開始


冬蒔き春穫りダイコン、ビニールの裾をまくって換気開始です。
この数日後、手前の2列についてはビニールを外して寒冷紗のみの被覆となりました。


ハクサイなどなど、定植


今回の春作、ブロッコリー・ハクサイの苗数を大幅に増やし、定植。
また、キャベツにも挑戦します!

寒冷紗など被覆資材は一切使わないので、薬散だけで対処します(^^)
宿敵モンシロチョウ、どっからでも来いやぁ!!!
うぉらぁああ!!!(><)

トマト苗、IB化成の追肥


本圃に定植するまでの間、ポット内の栄養だけでは足りません。
そんなときに使用するのがこれ、IB化成肥料。鉢植えなんかに使う肥料のようです。

ポットをひっくり返して根の張り具合を確認します。根がポットの2/3程度の高さに回っていたら、IB化成を3粒ずつ埋め込み、灌水します。


苗の大きさはこの程度。

2014年3月27日木曜日

トマト苗、定植!

先日の更新から1週間。
各作物の本圃の準備、定植が本格化し、いよいよ動き出しました!


だいぶ花芽も大きくなり、定植の時期を迎えたトマト君。
今回は自根苗をば、ひとベッド...


2月のうちに、地下に待肥を施肥していますので、
今回は肥料の全面散布から始まります。

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

  • 配合飼料大作8-8-8:10÷0.08÷1000×50=6.25 6kg
  • 苦土石灰  :前回施肥したが、トラクターで深耕したため追加
            10÷0.2÷1000×50=2.5 3kg
  • 油かす   :10÷0.05÷1000×50=10 10kg
  • 硫酸カリウム:10÷0.5÷1000×50=1 2kg
  • 堆肥    :右側のみ1袋
  • カルホス微粒剤300g散布

幅70cmほどのベッドを立て、穴なし黒マルチを敷き、30cm間隔で植穴をあけます。モスピラン粒剤を混ぜ、灌水。苗は浅めに定植します。この時、花芽の向きに注意します。生長したとき、交互に実がつくよう(管理のしやすさから)、花芽を外向き・内向きに振り分けます。最初の花芽の向きにより、その後につく実の向きが決まってしまうというから、驚きです。

苗に土を寄せたあと、最後の灌水をします。
量としては、モスピランを混和した後の灌水量の半分程度。このあと、どんなに乾燥しようが一切灌水しません!と教えていただきました。根が、自ら水分を求めて、水分のあるところへと根を張っていくそうです。

「桃太郎8」、がんばれ〜っ!!!!(^^)

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

ここで、今後の管理について教えていただきました。

【管理のポイント】

  • 朝方の気温が10℃以上になり始めたとき、常時サイドを開ける
  • ハウス内が25-30℃になるよう、調整(28℃の段階でサイドを開ける)根が活着する迄の間は、30℃の時点で開ける
  • 出入り口から虫を入れない
  • 風で苗がそよぐときは、タキロンの支柱で支える


【若苗定植時の注意点】

  • 時期的に定植を急ぐとき(苗は小さいが定植時期が迫るとき)は、定植後に木が暴れないようにするため、植え穴に置いたポット苗に土をかけないで灌水を行う(根の活着を遅らせる)
  • 本来は、熟苗(花芽が1~2日で咲きそうな状態)を植えるべきである

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

いよいよ繁忙期突入、ひとりトマト屋さんは頑張りますょ!!

2014年3月20日木曜日

トマト苗灌水、育苗所狭し...

今日はあいにくの雨。
育苗所のトンネルは、ビニールのみをかけ、保温マットは外します。


やっとわかりました。
朝からポット内の土は湿っており、夕方にもそのまま湿っている。なかには表面が乾いているものも。ところで夕方時点の葉先を見ると、ぴん!としてます。これが水を吸って生長している姿か...ということは、昨日までのクタッとした状態、やはり水分が不足しているということなんだ。

これでリセットできたような気がする。明日の朝になれば、ポット内の水分がある程度抜けて、今日の状態に比べクタッとしたものが増えるでしょう。ということは、そのクタッとしたものを中心に、灌水をすればいいんだ。

たまには、一日中雨という日も必要なのかも。植物体の状態を把握するために。ずっとトンネルのビニールを閉めていれば、湿度も温度も保てるし、植物体にとっては水分を吸うチャンスなのかもしれない。それを人間が見て、判断する。


先日鉢上げしたハクサイの苗。葉が...もうジャングルです。
これ以上のスペースがない!
先生!もうひとベッドつくりますか!


ブロッコリーも!


キャベツも!
大きくなってくれているのは嬉しいんだけど、スペースが...

2014年3月19日水曜日

トマト苗の水やり


育苗所に苗が入ってきてから1週間。トマト苗の管理に行き詰まっています。
温度管理に関しては、最近は気温の高い日が続いているので、ハウスのサイドビニールを開け閉めすることによって対応できていますが...

悩むところは水分の管理。
教えていただいたポイントは以下の通り。
  • 朝に、葉がクタッとしている苗にのみ灌水
  • 灌水のタイミングは、朝10時頃と13時〜14時の2回を目安に、Max 200ml。
  • 夕方には水分が抜けるよう灌水する(その日生きられるだけの灌水)
  • 根元への灌水は厳禁(病気が入りやすくなる)



朝、育苗所に行き、保温マットとビニールを開けると、温度は25℃以上。そして、ビニールの内側には水滴がついていて、ポットの土はどれも湿っている。苗の状態はどれも、クタッとしている。おいおい、湿気のせいかぃ?ハウス内の温度も、25℃以上のため、サイドを少し開けて換気。

9時半を過ぎると、じめじめした空気はなくなり、ポットの表面が白く乾いてくるものが出てくる。この時間になれば、クタッとした葉が起き上がってくるのかと期待するも、朝の状態と変わらず(に見える)。そして、葉の先端が反ってきた苗がみられる。おぃおぃ、ちょっとこれはなんだ???

葉の状態で、灌水するかしないかを見極めるのは難しい。今日は、あまりにも分からないので、ポットの土の中に指を突っ込んでほじってみた。暖かい。ちょっと湿り気がある(気がする)。これはまだ灌水しない。そして昼過ぎまで放置してみた。葉がだんだんしおれてきた。きたきた、これが灌水のタイミングか???

夕方には水分が抜けるようにという事で、50ccの灌水。
少し時間が経つと、葉が起き上がってきた(ような気がする)。あぁ、でも夕方に水分は抜けない。ポットの表面は湿っている。ってことは、50ccでも多いのか...その後トンネルを閉め、苗に「おやすみなさい。君の状態が分かりません、ごめんなさい。」と言ってハウスを後にしました。

わからん。

わからん。

わからんのです。

苗の状態が分からない。

どの葉が水分の多い状態なのか、少ない状態なのか。
「クタッと」の度合いが違うのか。
というか、「クタッと」の見極めが甘いんだべな。


以前岡安先生が、「水やり3年だよ」と。

うん、3年以上かかる。マジで...
【桃栗三年、柿八年】ならぬ、【レーキ三年、水やり三年】

おぃおぃ、俺何歳になってるんだべか??
焦らず、謙虚にいくかいな。

ビニールハウス、資材庫 完成!


トマトハウスが完成しました。
間に合った。よかった。。。


資材庫もこのとおり。
明日はまとまった雨だというので、入口出口の工事はまだですが、天井ビニールと腰巻きだけ張りました。これで、資材庫で休憩&お茶が出来るっちゃ。
さてさて、そろそろ本圃の準備をしなきゃいけません。
施肥して、マルチはって...少しまとまった作業日が必要になる事でしょう。
いずれにしよ、雨が上がってからです。明日は骨休め♪

2014年3月13日木曜日

育苗所に苗搬入!苗床らしく...


つ、ついに、苗がきました!
大玉トマトの苗、接ぎ木苗、ブロッコリー、ハクサイ、キャベツ、ネギなど600株近くが一気に入りました。苗床のベッド右側1本で足りるのか?といった具合です。

少しは農家らしくなってきました。
やっぱり緑のものが入ると、雰囲気が全く変わりますね!(^^)
明日から4月中旬まで、毎日苗の管理に出向きます。研修の柱のひとつである、定植までの苗の管理。温度管理、水分管理、日光の管理など、学ぶ事は多岐にわたります。

残る2棟のハウスを建てながら、本圃の整備をしながらの管理になります。いよいよ繁忙期突入!休みなし!体がもちますように...(^^)

まさに、「月月火水木金金」です。

タマネギ 追肥 エバフロー使用


今回は、タマネギのベッドに3回目の追肥です。
使用する肥料は、液体肥料8-8-8の原液1Lを200倍に薄め、200L灌水しました。
100Lの容器で希釈し、それを2回。ポンプと発電機を使い、わずか数分で灌水終了。


今回は、5条のマルチシートの下に、2本のエバフローを設置して、灌水しましたが、終わったあとに気づいた点があります。エバフローの上下が重要になると思います。穴のある面を地面側にし、下向きに散水できるようにすると、5条全ての箇所に均一に灌水できるかと思います。

3月に入ってからというもの、めきめきと伸びてきました。
これまでに2回、追肥をしてきたのですが、12月と2月の追肥は、開花防止(花芽が出来るのを防ぐ)が目的であるため、追肥をして窒素を増やします。3月の追肥は、生育促進がその目的です。

3回の追肥それぞれに意味があるのだと、以前教えてもらいました。

2014年3月11日火曜日

育苗ハウス完成!


大雪の倒壊から1ヶ月、ついに育苗所が復活。
解体から完成までほんとうに時間に追われ、息つく暇もないくらいの忙しさでした。夕暮れ時、出来上がったハウスを前に涙しそうでした。やっとここまで復活したという思いとともに、まだ2棟の再建が残っているという緊張感もあり。そしてもう二度と潰してなるものかと固く誓いました。「言い訳無用。天災は人災なり。全ての責任は自分にあり」

再建した事により、ハウスをゼロから建てるということはいったいどういうことなのか、少し分かった気がする。今回の再建に当たり、圃場全体が大幅に傾いている事が分かり、育苗所内を水平に保つため、盛り土をしました。もちろん、土壌消毒した土です。ハウスの周辺には、素掘りの溝をこしらえて、排水対策を施しました。もちろん簡易的なもののため、梅雨&台風シーズン前には対策の見直しをしますが...

苗の搬入に間に合ってよかった。
次に建てるは、トマトハウス15m。おおよその骨組みは出来ているので、あとは入口と出口の工事なり。

そして今日は東日本大震災から3年。
故郷仙台の復興を祈りつつ、この日に育苗所が完成したことの意味を噛み締めながら、次のハウスの再建に向かいます。

手伝ってくれた皆さん、ほんとうにありがとう。

2014年3月9日日曜日

ホウレンソウ コカブ

毎日毎日、ハウスにかかりきりですが、
作物もちゃんと育っているんです。出荷が近いのは、ホウレンソウとコカブ。
見てください、この美しいホウレンソウの葉を...



病気も出ずに、間引き後しっかりと育ってくれている。特にホウレンソウはとてもきれいに伸びています。ハウスがつぶれても、寒い風にあたっても確実に生きててくれた。これを見るとなんだかうれしくなります。あきらめなくてよかったって。
ハウス完成までもう少しです。

ビニールハウス 再建

はぃはぃ、たってきましたよぉ!!
上から順に、資材庫・トマトハウス・育苗所です。もちろん、急ぎは育苗所とトマトハウス。育苗所に至っては、今週水曜日迄の完成を目指します!なんでって、苗が来ちゃうんです!急げ!毎日写真を撮る間もなく、日没まで作業です。

そんな折、昨日の昼、隣区画のおじさんがトラクターを借りてきてブイブイ乗りまわしていました。「トラクターめっけ〜♪」、もちろん声をかけて拝借しました。目的は、トマトハウス内の深耕です。待肥を埋めたとき、土がめちゃくちゃ固くて、「おぃ、これでトマトの根が張るんかいな!?」と岡安先生がびっくりされていました。でももう大丈夫。ロータリーのケツでハウスの入口をぶっつぶすくらい、何度も耕耘しました。実際、勢い余って入口のパイプをがつーん!!とやってしまったんです。作ってくれた坪井さん、ごめんなさい。


どうです、ふかふかでしょう♪トマトちゃん、深くまでよく根を張るんですよぉ〜♪下には美味しい肥料が眠ってるからね!



今回の再建にあたり、長辺方向の風対策を講じました。曲パイプに筋交いを固定し、台風対策は一つ完了です。これをやっていれば、雪の重みにも耐えられたかな...と思うのですが、もう後の祭り。【後悔先に立たず】とはよく言ったものです。